パリに暮らして思うこと

僕がパリに住んで、まもなく17年が経とうとしています。ひょんなことから日本を離れ、海外(フランス)に住むことになり、慌しい生活を送っています。 今までの人生で、日記などかいたことないのですが、日々思ったことを少しずつ書いてみようかなと思います。興味があれば読んでみてください。

今週のお題:「2009年秋の読書」

はてなから出題されている今週のお題ですが、確か「自分を動物に例えたら」だったので、考えていると動物愛護について面白い記事を考え付きました。
書こうとしたら、既に読書にお題が変わっていました。(笑)という訳でその話は次回においておき、お題が変わる前に「…秋の読書」について書こうと思います。
それにしても食欲の秋・スポーツの秋等「〜の秋」というフレーズはとっても多いですよね。
季節的にも寒くも暑くも無く、夜が更けるのも早くなってきたので、読書には最適ですよね。
パリジャン・パリジェンヌがカフェのテラスに座って、のんびり読書をしているのを良く見かけます。
それが、絵になるんですよ。パリの冬は厳しいのでパリのテラスでのんびりするのは、今が最後のチャンスだと思います。
私のお勧めは数年前に読んだ本ですが、ダン・ブラウン著「ダヴィンチ・コード」です。

物語の大部分がパリを舞台にしています。私はパリに住んでいるので、自分の知っている通りの名前や教会等が出てくるとストーリーの中にどんどん引き込まれて行きました。展開がスピーディーで読み易く一気に読んでしまいました。
読み終わった後は、実際にローズ・ラインのメダルを探したり、サン・シュルピス教会の金の線を見に行ったりする位、はまってしまいました。
もう一つはベルギー人女性作家アメリーノトン(Amélie Nothomb)の『畏れ慄いて(Stupeur et tremblements )』です。

この女性は神戸で生まれ日本で5歳まで育ち、その後両親の都合で世界各国を転々とし、17歳の時母国のベルギーに戻りました。23歳で日本に再来日し、某商社で1年間働いたそうで、その頃の体験談をこの小説でユニークに書いています。ヨーロッパ人の視点から見た日本社会が面白いです。
日本人からは、間違った日本文化を紹介していると言った批判も良く耳にしますが、フランスでは50万部を売り上げ(フランスでは大ベストセラー)その年のアカデミー・フランセーズ小説賞を受賞し、映画化もされました。
残念ながら、日本では未公開です。
この小説のせいで彼女は反日家の様に見られがちですが、以前仕事の関係でお会いした際は、綺麗に敬語で日本語を話し、物腰も低く好印象でした。
アメリーさん曰く、毎週日本食を食べていて日本料理が大好き(日本は?)だそうです。
彼女は面白い本を沢山出しているので、2009年読書の秋はアメリーさんの本を一冊フランス語でチャレンジしてみようかな?
じゃあね
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