パリに暮らして思うこと

僕がパリに住んで、まもなく17年が経とうとしています。ひょんなことから日本を離れ、海外(フランス)に住むことになり、慌しい生活を送っています。 今までの人生で、日記などかいたことないのですが、日々思ったことを少しずつ書いてみようかなと思います。興味があれば読んでみてください。

日本人から見た日本とフランス人から見た日本(アンケートの結果)

以前の記事で「今の日本社会に活力があると感じますか?」と言うアンケートをし、3週間が経ちました。ここで中間報告をしたいと思います。
「YES」  0人
「NO」 10人
投票してくれた方々、どうもありがとうございます。
お一人からコメントも頂いたので、紹介します。
民主党政権では日本人として自分の国に安心して住めるのか恐ろしい」
確かに民主党の政策は無茶な排出量削減を提案したり(これは失敗すると国益を大変損なうでしょう)アメリカの核の傘からはみ出そうとしたり(核も軍隊も持っていない国がそんな事したら、すぐ露や中の餌食になってしまいます)特に移民問題に関して言えば、移民労働者を積極的に沢山受け入れようとしています。日本はこれから少子高齢化が更に進むので、外国人労働者を受け入れるのは仕方の無い事だと思いますが、しっかり議論を尽くして準備をしておかないとフランスやイギリスの二の舞になってしまいます。日本人は外国人慣れしていない人が多いので、大量の外国人労働者が入って来ると恐らく想像も出来ないようなトラブルが発生するでしょう(私は毎日ですが…)。
それにしてもこのアンケートの結果は分かってはいましたが、ほんとに悲しいですね。確かに1990年代のバブル崩壊以降、日本は全く活力が無いように感じます。
このアンケートは日本語で書いているので、投票してくれた人は全員日本人でしょう。
逆にフランス人から見た日本はどう映るのでしょうか?私の友人10数人に聞いてみた所、皆がみな「YES」と答えたのです。日本人とは正反対の答えが返ってきてビックリしました。理由を聞くと「日本人は世界の最先端を行きながらも伝統をしっかり守っている」「ゲームやアニメの発信源で世界中の人々を虜にしている」「資源も無い、山ばっかりで土地も無い国が発展しているのが凄い」(こんな事良く知ってるな〜と感心)等次々と出てきました。フランスにある日本語学校には沢山のフランス人が通っていますし、市が主催の日本語教室は毎回抽選で競争率が高いそうです。フランスに住んでいて感じるのですが今、正に「日本ブーム」です。しかもこれはフランスだけの話では無く、ヨーロッパにまで広がっています。
去年フランスで日本を2時間半に渡り紹介する特別番組があり、その内容を詳しく書いているブログがあったので紹介します。
Madeleine Sophie さんが書いてるブログ「フランスの日々」では、様々な視点からフランスと日本を比較・分析し、分かり易く解説しています。非常に興味深い内容なので是非読んでみてください。「日本はもうダメだ論と日本の優秀な人材 」という記事も大変面白かったです。私は未だ全部読んでいないので、また面白い記事が有ったら紹介しますね。

さて、今までを読んできて、まだ「日本社会には活力が無い」と思いますか?アンケートはまだ継続中です。是非投票してみてください。
アンケートはこちらです。→http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=22195

じゃあね

web拍手

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
フランス情報はこちら

フランス産キノコのリゾット

先日久しぶりにパリのマルシェ(市場)に行って来ました。
近所の広場や通りが曜日によって、朝早くから午後2:00頃まで沢山の買物客と野菜や魚を売る店員さんの掛声が響く賑やかなマルシェになります。
店先には旬の食材が沢山有りますが、今回特に目に留まったのが美味しそうなキノコ達でした。

今回買ったのが、上から時計回りにジロール(Girolle あんずダケ)・ピエ・ドゥ・ムトン(Pied de mouton=羊の足)・セップ(Cèpe=西洋松茸)・すみません。名前忘れました・ピエ・ブルー(Pied bleu=青い足)です。
今晩は、キノコのリゾットに決定。早速、スーパーに残りの材料を買いに行きました。本格的に作ろうと思い、今回お米はイタリア米のArborio(アルボリオ)をチョイス。

バターは、乳製品が美味しいフランスでも特に美味しくて有名なECHIRE(エシレ)を購入。

仕上げに加えるチーズにパルミジャーノ・レッジャーノをブロックで購入。

全部フランスのスーパーで簡単に安く手に入るのですが、日本でも買えるのか楽天で調べてみると、とんでもない価格にビックリ。
日本の価格を知りたい方は、写真をクリックしてみてください。ちなみにフランスのスーパーだと1/5以下の価格で買えます。
自己流ですが、材料は鶏がらスープ(なければ粉末タイプでもOK) 約2ℓ、イタリア米 500g、キノコはたっぷり 500g、エシャロット(小さい玉ねぎみたいな物)4個、バター 100g+50g、白ワイン(辛口) 200ml、おろしたパルミジャーノ 100g、ニンニク 2片、塩・コショウ、醤油 少々 

  1. キノコの汚れをふき取り、大き目のキノコだけ3つくらいに割り、セップ茸は大きいので食べやすい大きさに切ります。(あまり小さくないほうがいいです)
  2. ブイヨンは温めておきます。
  3. フライパンを強火で熱しバター50gを入れ、キノコを全部投入。塩・コショウ、醤油で味付けをし水が出て、しっとりするまで炒めます。
  4. 半生の状態でザルにあけます。残りの汁は後で使うので、捨てないこと。
  5. 大き目の鍋を中火にかけ、スライスしたニンニクと残りのバター、エシャロットのみじん切りを入れ、バターが溶けてニンニクに火が通ったら米を入れます(この時米は洗わない)
  6. 木ベラで米を焦げないように炒め、米が全体的に透明になった所で白ワインを入れます。(焦げ付きやすいので、しっかり混ぜたほうが良い)
  7. ワインがすぐ米に吸収されるのでその後、温めてあるブイヨンをお玉に二杯入れます。底から良く混ぜながら水気がなくなるまでかき混ぜます。
  8. 水気がなくなったらまたお玉二杯のブイヨンを投入。この作業を、ひたすら続けます。
  9. 20分程経つと、お米が軟らかくなってくるので、(でもこの時点では未だ芯が硬い)キノコの残り汁とキノコを加え、アルデンテになるまでブイヨンを加えながら火を通していきます。
  10. 最後にパルミジャーノを加え、塩・コショウで味を調えます。
  11. お皿に盛って、パセリを散らして出来上がり。お好みで上から更にチーズをかけて召し上がれ。


じゃあね

web拍手

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
フランス情報はこちら

サマータイム終了

今日から、日本とフランスの時差が7時間から8時間になりました。
1時間ゆっくり寝れるのですよ。
今日は、1日が25時間です。何か不思議な感じがしますよね。
とりあえずフランス在住の方は、約束時間の1時間前に行かないようにね。

じゃあね

にほんブログ村 海外生活ブログ パリ情報へ
パリ情報はこちら

とらやパリ店 和菓子職人さんによる和菓子講座

10月20日(火)パリ日本文化会館にて、とらやパリ店のシェフパティシエさんによる、「和菓子講座とデモンストレーション」に妻と2人で参加しました。
申込料金は一人30€と少し高めだと思ったのですが、和菓子講座、フランス語の和菓子レシピ(4種)、試食、更にはお土産の和菓子まで付いていたので、むしろ安い位でした。
講座に参加していたのは30人程で、8割がフランス人でした。参加者の殆どが日本人だろうと思っていたので、驚きました。
始めにとらやパリ店の総支配人からフランス語の同時通訳を交えて挨拶が有り、その方がおっしゃるには1980年にパリ店をオープンして、来年で30周年という節目を迎えるそうです。
オープン当初のエピソードをいくつか話してくれました。
お店で羊羹をフランス人のお客さんに出すと、「これは石鹸ですか?」と複数のお客さんから尋ねられたそうです。
ある時は、空輸便で到着予定の小倉餡等がいつまで経っても届かず、調査した所、税関で勝手に封を開けられ、ゴミ箱に捨てられていたそうです。
輸入品目が食料品と書かれていたにも関わらず、餡子という物が、食料品として全く認知されていなかった為、申告違反と税関職員は思い、捨ててしまったのかも知れません。
それが今では、フランス人がお金を払ってまで和菓子を覚えたいと思うのだから、フランスも変わりました。
とらや30年間の努力の賜物ですね。
講師のシェフは日本のとらやで10年勤め、その後とらやパリ店に来て、今年で10年目の本物の和菓子職人さん。

(左の方は通訳のとらやの定員さん)
日本とフランスでは手に入る小豆と水にかなり違いがあるそうで、日本と同じ調理方法だと必ず失敗してしまうそうです。
シェフは、最初に小倉餡を作り始めました。フランスで小倉餡を作る時の(和菓子の一番の基本)ポイントと家庭で作る時の失敗しない方法を分かり易く説明してくれました。
次にフランス人も受け入れ易い、シナモンたっぷりの八ッ橋を作りながら、フランス人の大好きな栗饅頭にも取り掛かります。フランス人から「栗はどこで買ったものですか?」と質問があり、シェフは「今日は皆さんの為に、高級食材店のラファイエット・グルメで買いましたが、自分の為に作る時はスーパーで買っています」と参加者の笑いを取っていました。
最後に大福の作り方を紹介。お餅を搗く事が出来ないフランスで電子レンジで皮を作る方法を教えてくれました。
家庭で間単に作る和菓子のコツを教えてくれたのですが、大福や栗饅頭の餡を皮で包むシェフの手さばきはとても見事で美く、素人にはとてもまね出来ないと思いました。
栗饅頭を蒸している時にちょっとしたハプニングが有り、シェフは出来栄えに納得していなかった様ですが、最初に作った小倉餡をベースに3種類の綺麗な和菓子が出来上がりました。
とても内容の濃い1時間半を過ごさせていただきました。
シェフに感謝です。
その後、とても美味しいほうじ茶と八つ橋、栗饅頭を試食しました。今日教わったやり方でこんな美味しい和菓子が出来るなんて、とっても嬉しいです。お金を払って来た甲斐がありました。
帰りにとらやの和菓子と和菓子紹介の本(フランス語)をお土産にいただきました。

じゃあね

web拍手

P.S. 帰りにパリ日本文化会館のブティックを見ました。和食器や南部鉄器、万華鏡など色々有りました。

にほんブログ村 海外生活ブログ パリ情報へ
パリ情報はこちら

まもなくWINDOWS7発売

後数分で次世代OS「WINDOWS7発売」です。秋葉原パソコンショップにはセブンを求めて行列が出来ているそうですね。
http://sankei.jp.msn.com/release/tech/091022/tch0910220050000-n1.htm
パリではそんな雰囲気全然、在りません。
私は5ヶ月ほど前から、「WINDOWS7」のベータ版を使っています。XPからセブンを使ってしまうと、二度とXPには戻ることが出来ないと思うほど使いやすく、ドライバーも殆ど自動認識でとっても便利で簡単です。ベータ版でこの使い心地なのですから、製品版ではどうなっているのでしょうか?楽しみですね。
じゃあね
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
フランス情報はこちら


今週のお題:「2009年秋の読書」

はてなから出題されている今週のお題ですが、確か「自分を動物に例えたら」だったので、考えていると動物愛護について面白い記事を考え付きました。
書こうとしたら、既に読書にお題が変わっていました。(笑)という訳でその話は次回においておき、お題が変わる前に「…秋の読書」について書こうと思います。
それにしても食欲の秋・スポーツの秋等「〜の秋」というフレーズはとっても多いですよね。
季節的にも寒くも暑くも無く、夜が更けるのも早くなってきたので、読書には最適ですよね。
パリジャン・パリジェンヌがカフェのテラスに座って、のんびり読書をしているのを良く見かけます。
それが、絵になるんですよ。パリの冬は厳しいのでパリのテラスでのんびりするのは、今が最後のチャンスだと思います。
私のお勧めは数年前に読んだ本ですが、ダン・ブラウン著「ダヴィンチ・コード」です。

物語の大部分がパリを舞台にしています。私はパリに住んでいるので、自分の知っている通りの名前や教会等が出てくるとストーリーの中にどんどん引き込まれて行きました。展開がスピーディーで読み易く一気に読んでしまいました。
読み終わった後は、実際にローズ・ラインのメダルを探したり、サン・シュルピス教会の金の線を見に行ったりする位、はまってしまいました。
もう一つはベルギー人女性作家アメリーノトン(Amélie Nothomb)の『畏れ慄いて(Stupeur et tremblements )』です。

この女性は神戸で生まれ日本で5歳まで育ち、その後両親の都合で世界各国を転々とし、17歳の時母国のベルギーに戻りました。23歳で日本に再来日し、某商社で1年間働いたそうで、その頃の体験談をこの小説でユニークに書いています。ヨーロッパ人の視点から見た日本社会が面白いです。
日本人からは、間違った日本文化を紹介していると言った批判も良く耳にしますが、フランスでは50万部を売り上げ(フランスでは大ベストセラー)その年のアカデミー・フランセーズ小説賞を受賞し、映画化もされました。
残念ながら、日本では未公開です。
この小説のせいで彼女は反日家の様に見られがちですが、以前仕事の関係でお会いした際は、綺麗に敬語で日本語を話し、物腰も低く好印象でした。
アメリーさん曰く、毎週日本食を食べていて日本料理が大好き(日本は?)だそうです。
彼女は面白い本を沢山出しているので、2009年読書の秋はアメリーさんの本を一冊フランス語でチャレンジしてみようかな?
じゃあね
にほんブログ村 海外生活ブログ パリ情報へ
海外情報はこちら

消えてしまったゴルフ記事

昨日、ゴルフコースデビューの事を書いていたのですが、1時間位したところで貼り付け用のページを探していたら誤って、自分の書いていたページを消してしまいました。
泣きそうです。自分の初コースの結果と同じくらい泣きそうです。ちなみにスコアは173打でした。俺ゴルフ向いていないのかなー?
気を取り直して簡潔に書きます。
行って来たのはパリから車で40分位南西方角に走ったところにあるフシュロール(Feucherolles)ゴルフ場。詳しい行き方はこちら
料金はコース代プラス、ゴルフバックを載せる二輪の台車レンタル代あわせて75ユーロでした。
詳しい料金はこちら
コースに出てからは二輪車でゴルフバックを引きながらコースを右往左往。池も沢山あり、コースの半分が池や細い川が、フェアウェイを横切っていたりなんてのもありました。それにしても173じゃ言い訳にもならないですね。
また練習します。

じゃあね
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村