パリに暮らして思うこと

僕がパリに住んで、まもなく17年が経とうとしています。ひょんなことから日本を離れ、海外(フランス)に住むことになり、慌しい生活を送っています。 今までの人生で、日記などかいたことないのですが、日々思ったことを少しずつ書いてみようかなと思います。興味があれば読んでみてください。

新型インフルエンザの怖い噂

遅くなったのですが、前々回の記事「パリ新型インフルエンザ情報と怖い噂」の続きを書きます。
前回も書いた様にフランスでも新型インフルエンザの事を良く耳にする様になって来ました。
ゴルフ場のトイレに行った時に、手洗い用アルコール殺菌剤と手洗いを勧めるポスターを見かけました。フランスの公共の場所で殺菌剤が設置されているのを見たのは、初めてです。フランスでの挨拶は握手もしくはビズ(頬と頬を2〜4回交互にくっつける)をしますが、これが感染の原因になると言う事で保健局はなるべくしないようにと呼び掛けているそうです。禁止になった地域もあるらしい(未確認情報)です。詳しくは『9月22日付フランスリベラシオン紙の記事』をフランス情報誌OVNI(オヴニー)が日本語翻訳した記事を掲載しているので見てください。
私は海外に住んでいるのですが、語学力が未熟なためフランス語の新聞を読んでも大体のことしか分からないので、インターネットで日本語の最新記事が読めると言うのは「8年前に比べて本当に便利になったなー」と、実感します。
そんなとき偶然目にした、「新型インフルエンザは自然に発生したウイルスでは無く研究室で生まれたかも知れない」(参考1)(参考2)という記事です。検索してみると沢山出てきますよ。
インターネットでは色々な噂を見かけることが有ります。特に私が気になっているのが、アメリ同時多発テロはもしかすると別の真実が有るかも?とか、地球温暖化はCO2が原因ではないかも?は調べてみると凄く面白い(怖い)ことが沢山出てきます。YOUTUBEで面白い動画が有るので貼り付けておきます。


真実がどうかは私には分かりませんが、もし本当だったら...
まあ、この二つの疑惑はまた機会があったら私なりの意見を書こうと思っています。今回は新型インフルの疑惑について、私の思うことを書きます。
思い返してみると今年の4月頃、メキシコで新型インフルが発生した時、豚から人に感染し、人から人へ感染が広がっていった。今まで鶏インフルの時は日本でも海外でも、発生地域近辺の養鶏場を消毒したり、生きてる鳥も処分(殺すのが正しいかは不明)したりしていたじゃないですか?でもメキシコの養豚場の話なんて全然出てこない。新型が発見された時は広がりすぎて、分からなかったのかな?ウイルス発生源についての面白い記事を見つけたので一応貼り付けます(こちら)
もう一つ気になるのが新型発生時のアメリカ政府の対応。私は以前の記事(http://d.hatena.ne.jp/yosukenana/20090908/1252460242) で、新型インフル発生直後のアメリカでの体験談を書きましたが、今、思い返しても、あまりにもウイルスに対して無防備でした。普通隣の国で謎の病気が蔓延し沢山死んで(あの当時)いたら相当警戒しないですか?遠く離れた日本ではその当時、検疫官が防護服着て乗り込んできていたんでしょ?ちょっとやり過ぎかも知れないけど...。ただ、アメリカでは検疫に関しては全く無く、フランスでも何も無かった。まるで、新型インフルが蔓延したって「どうでもいいです」って感じでした。現在こうして新型インフルが身近な存在になった時、「毒性は弱く季節性インフルと変わらないから大騒ぎする必要は無かった」となっていますが、もし強毒性ウイルスだったらどうなっていたんだろう?
あるいは、最初から弱毒性だと知っていたからアメリカ政府は大した行動を起こさなかった?

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アンケート始めてみました。

以前の記事( http://d.hatena.ne.jp/yosukenana/20090919/1253409999) で紹介した番組のアンケート「あなたは今の日本社会に活力があると感じますか?」の結果、NOが90パーセント以上という数字に...。
驚きです。それから二年ほど経ちましたが何か変わったのでしょうか?
アンケートはこちらをクリックしてください。
じゃあね。

パリ新型インフルエンザ情報と怖い噂

今日のパリは十月に入ったのに凄く暖かく、夕方にはバケツをひっくり返した様な大雨が降っていました。
暖かいのは良いことなのですが、ここは昼と夜の温度差が日本に比べてビックリする程違うんですよ。
季節の変わり目なのか最近、風邪をひく人が私の周りでも結構居ます。私もなんか喉が痛いし熱っぽいような感じもしたのですが計ってみると平熱でした(良かった)。
気になったので一応新型インフルエンザの症状を確認してみました。
すると、「主な症状は、体温38度などの急な発熱、せき、のどの痛み、鼻水、倦怠感、筋肉痛、頭痛、下痢、嘔吐など 発熱が伴わないこともある」そんな症状になったら皆さん「風邪引いた」って言いますよね?
もしかすると「風邪引いたと思っていたら実は新型インフルで何日か経って治った」なんて人が意外に多かったりして。
フランスでも新型インフルのことは大きな話題となっています。
一部のフランス人(大多数?)は鼻をかむときハンカチを使い、しかも一枚のハンカチで何回も鼻をかむんですよ。
お医者さんみたいな人がテレビで「ハンカチじゃなくてティッシュを使いましょう。咳をするときは手のひらに直接ではなく、ティッシュで手を覆いその上にする。ティッシュの使用は一回きりですぐ蓋付きのゴミ箱に捨てること。ティッシュが無いときは自分の脇から肩の部分に口を当てて咳をすること。手のひらに直接咳をすると、その手でドアノブを触ったりして感染源になりやすいのでしてはいけません。」といってました。
日本の常識では手で口を覆うのが正しいのに、パリでそれをするとフランス人から白い目で見られたりして?
もし、フランスで新型インフルのような症状が出た場合は、すぐに病院に行かずまず電話で医師の指示を仰ぐようにとの事です。
自宅やホテルなどに来てくれるSOSMEDECINもあります。
その場でお医者さんが処方箋を書いてくれるので、すぐ薬を買いにいけます。マスクは処方箋があれば無料でもらえます。誰もしていませんが...
日本語の通訳が居る総合病院アメリカンオスピタル(海外旅行保険加入者向け)も有りますよ。
予防ワクチンに関してですが、フランスの40%の医師と60%の医療従事者が接種を拒否しているそうです。
やっぱり安全性が確認出来てないんだから、副作用の恐ろしさを知ってる人は拒否しますよね。
新型に関しては「重症になりやすい持病のある人や子供お年よりは十分注意(副作用もよく考えた上でワクチン接種を判断)し、健康な人は掛かったら移さない様に気をつけ自宅に閉じ篭って、たまにはゆっくりしましょう(接種必要なし)」が正しい対応かも。
フランスでは学級閉鎖している学校なども幾つか有るようですが、新型インフルの影響はほとんどでていないですよ。
そうそう色々調べていると、興味深い記事を発見しました。

私たちの多くは、「新型インフルエンザは自然に発生した」と、なぜか思い込んでいます。しかし、アレクサンダー・S.ジョーンズ氏などの、最近の科学者による研究によると、現在パンデミックとなっている新型インフルエンザのゲノム配列が、公共データベースに記録されている、既存のインフルエンザウイルスのゲノム配列と、95%が一致していたとのことです。つまり、新型インフルエンザのウイルスは、実験室での「遺伝子組み換え」によって人為的に作られた、「生物兵器」であるという結論に達する他にないと言うのです。

/eriwildeさんのブログより転載http://japan.cnet.com/blog/eriwilde/2009/09/18/entry_27025007/
もしこれが本当だったら怖くないですか?
今日はちょっと遅いので、この続きはまた明日(たぶん)書きます。
おやすみなさい
じゃあね

JALについて思うこと

最近、「JALが潰れるかも知れない。」と言う話を良く耳にします。
少し前に見つけた面白い記事があったので、引用します。

日本航空(JAL)が正念場を迎えている。2009年4〜6月期に過去最悪の990億円もの最終赤字を計上。
世界同時不況と新型インフルのダブルパンチで旅客数が激減。売上高が前年同期から3割以上も減り、最終赤字は四半期ベースで過去最悪となった。
日本政策投資銀行とみずほコーポレート、三菱東京UFJ、三井住友のメガバンク3行は6月に、回収不能となった場合の政府保証を条件に、上期の資金繰りに必要な1000億円の融資を決めたばかり。その資金が、わずか3カ月で消えたことになる。
銀行団や政府内でかねてからくすぶるJAL解体による全日本空輸(ANA)との統合説が再燃するのは必至だ。
「JALとANAが統合した場合、社名が問題になる。
『JANA』(じゃーな)だと、別れのあいさつみたいで縁起が悪い。
『ANAL』(アナル)は、絶対にダメだ」
航空業界では、昔からこんなジョークが語られ続けてきた。
しかし、新しい社名を真剣に検討せざるを得なくなる可能性も否定できなくなってきた。

産経ニュース2009.8.14 18:59【ドラマ・企業攻防】民主政権でJAL解体? ANAとの合併説も再燃 より引用
詳しくは、こちらをクリック
会社の大きさにもよるけど3ヶ月間にこれだけの赤字を出したら普通、即倒産ですよね。
これについて私がいつも読んでいるブログ
chikirinさんの日記 JALが潰れる理由&潰れない理由」で分かりやすく書かれていたので、是非読んでみてください。↓
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090925
経営悪化の原因は色々あると思いますが、実際JALを使ってみてサービスの面ではやっぱりANAの方が良いと思ってしまいます。
日本に帰国する時は関西空港を利用しているのですが、パリ-関空間の直行便はAF(エール・フランス)とJALしか飛んでいません。
しかも、JALでチケットを取っても実際に乗る機体はエール・フランス…。
まあ、確かにコードシェア便と小さく書いてあるので仕方が無いのですが…。
妻は、良く飛行機に乗るので「日本に帰国の際、どの航空会社が良いか」聞いてみると「ANAが圧倒的に良い、JALはまあまあ、日系だからやっぱりサービスは良い方かな…。
今回、初めて乗った関空行きのコードシェア便のAFは最悪」との事でした。
関空行きが宿命の私は、大阪に帰るAFの機体の中で一緒にいた妻に「こんな、最悪なサービスだったら面倒臭くても値段も同じなんだから、ANAの経由便にしたら?」と言われてしまいました。
確かにJALコードシェア便はAFの機体なので当然、日本語で見られる映画が少ないですし、機内誌もフランス語のみ。
もともと期待していない機内食は、やっぱりで(バターとかハムは美味しい)毎回こんなものと思っていた私に妻は「ANAはもっと美味しい」と言っていました。
カップラーメンの匂いに釣られ後ろの方へ行ってみると、フランス人CAに「Il y en a plus.(もう有りません)」と肩をすくめられます。
アイスクリームを食べている人がいたので、もう一度後ろへ行ってみると、今度は「C'est trop tard.(来るの遅いわよ)」
と言われる始末…。(フランスらしい)

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ユニクロパリ店 遂にオープン

10月1日(木)ユニクロパリ店がオープンしました。以前のブログにもこの事を書きましたが、オープン前からユニクロの広告等が沢山有り、日本好きのフランス人の間ではかなり話題になっていました。私も楽しみにしていたので、今日早速妻と行って来ました。「12時オープン」と聞いていたので、その時間に行きたかったのですが、残念ながら仕事で行けず、ユニクロに着いたのは17:00を回っていました。オペラ座の正面から左側を通り、裏側に周って行くと「RUE SCRIBE(スクリブ通り)」に出ます。左側を見るとユニクロの看板が見えるのですが、凄い人が並んでいました。列の最後尾にユニクロのTシャツを着たフランス人の男性が、ユニクロの看板を持って立っていたので何分待つか聞いてみた所、日本語で「30分くらいです」と言われました。日本で「H&M」が東京にオープンした時は、2時間待ちだったと聞いていたので、以外と少ないのかな?並んでいる人を見た所、殆どがフランス人でした。あの並ぶのが嫌いなフランス人がこれだけ待つのだから大したものです。妻に並んでもらい、私は正面を見に行きました。入り口が角に有るのですが、なんと私達が並んでいる通りと反対側も同じように長蛇の列になっていました。


ユニクロの人気にちょっとビックリ。建物の横から見えるショウウィンドーでは、マネキンがゆっくりと回転しています。今までフランスにはこの様な展示があまり無かったので、道行く人々も立ち止まって仕切りに「回ってる」と言って、面白そうに見ていました。こうすると、外からでも服の全体が見られて良いですよね。20分程待ってようやく中に入る事が出来ました。中は沢山の人でごった返していて、レジの方を見ると100人以上並んでいたので、今日は買うのを諦めました。店内はとても広く、地下1階から2階まで(フランス式で書くとややこしいので日本式で書きます)3フロア有り、真ん中が吹き抜けになっていました。

内装は相当良い感じです。ユニクロらしい色とりどりのフリースやヒートテック商品も有りました。値段は思ったより安く、素材もしっかりしています。はっきり言って「ZARA」や「H&M」の様に安かろう悪かろうとは違います。
フランスの「日本ブーム」がユニクロによって更に、盛り上がりそうです。店内を見渡していると、日本人の店員さんもちらほらいるのですが、7割以上がフランス人の様でした。
帰り際に、ユニクロのエコバックを貰いました。中にはカタログ(日仏語版)が2冊入っていました。

じゃあね

今週のお題:フランス料理 食欲の秋 ジビエの秋

フランスの秋の名物と言えば「ジビエ」です。ジビエというのは、ハンターが捕獲した完全に野生の鳥類やウサギ、シカ、イノシシの料理の事です。ただ、完全に野生では供給が安定しなかったり、入手困難で大変高価なものになってしまうので、生きたまま捕獲して餌付けをし出荷時期をコントロールしたり、有る程度飼育してから野に放ち、成長したものを捕獲したりもします。完全に野生のものを「Sauvage(ソバージュ)」半野生のものを「Demi Sauvage(ドゥミ・ソバージュ)」と言って区別していますが、どちらもジビエとして流通しています。調理には内臓の掃除や羽根、毛などの処理で手間が係り、美味しく作るには加熱にも高度な技術が要求されます。まさにレストランでしか食べれない料理です。たまに食べていると中から鉄砲の弾が出てくることもありますよ。私はパリに住んでいるので、毎年秋が来るのを楽しみにしています。初めてcolvert(マガモ)を食べたときは独特な風味で違和感を感じましたが肉を噛み締める度、旨みが口一杯に広がるんです。今ではすっかりジビエの虜です。秋になったので、早速パリ17区にある「EPICURE 108」というフランス料理レストランへ妻と友達3人で行ってきました。そこは、オーナーの有名日本人シェフがキッチンを仕切り、ホールをきびきびとした奥様が切り盛りしています。シェフは20年以上フランスで料理を追求し、特にアルザス地方の料理に長けていて、パリに居ながらアルザスの味を感じる事が出来ます。お値段もリーズナブルで(前菜・メイン・デザートのコースで何と32€)大食漢のフランス人でも満足のボリューム。お客さんは地元のフランス人で、いつも賑わっています。日本で懐石料理店の料理長が外国人で、そのお店が地元のお客さんで賑わっている、なんてあまり聞かないですよね?シェフの実力の高さを感じさせられます。今回私達は前菜でシェフお薦めの「鶉のフォアグラ詰め」

「グルメサラダ」

「オマール海老と子牛のゼリー寄せ」

をオーダーしました。
「鶉のフォアグラ詰め」は、鶉の小骨が丁寧に抜き取られており、中には沢山のフォアグラが詰まっています。かなりのボリュームですがあまりの美味しさにペロッと食べてしまいました。「グルメサラダ」は新鮮なサラダにスモークサーモン、鴨のヒレ肉の燻製、フォアグラ等が載った豪華な一品。こちらも絶品です。「ゼリー寄せ」は太いオマール海老と子牛がマッチしてとても美味しかったです。マダムも「コラーゲンたっぷりで女性に人気なんですよ」とおっしゃっていました。待ちに待ったメインディッシュは当然全員ジビエを注文しました。「スコットランド産の雷鳥(grouse、グルーズ) のロースト」は赤みで独特の匂いがあり、しっかりとした味。内臓が入ったソースがぴったりと合っていて美味しいです。日本では天然記念物の鳥なので、絶対に食べる事が出来ませんが、ヨーロッパでは割とポピュラーな食材なのだそうです。

「ヤマウズラ(perdreau、ペルドロー)のロースト」は定番のジビエです。こちらもかなりのボリュームですが、白身の肉質で癖はあまりありませんので初心者の方におすすめかも。

「ヤマバト(pigeon sauvage、ピジョンソバージュ)のロースト赤ワインソース」こちらも定番のジビエです。ピンク色の身は焼き加減が絶妙です。

3人とも、骨にかぶり付きたい気持ちを抑え無言でお皿に挑んでいました。既にお腹は一杯だったのですが、デザートは別腹とこちらも完食。コーヒーを注文した際に付いて来た手作りのチョコレートやマカロンも残さず食べてきてしまいました。シェフご夫妻、いつも美味しいお料理ありがとうございます。じゃあね
「Epicure 108」
108, rue Cardinet 75017 PARIS
Tel +33-1-4763-5091
休み 日曜日、月曜(夜)、土曜(昼)
              

テクノパレード

9月19日(土)パリでは「テクノパレード」と言うイベントが有りました。私は仕事で行け無かったのですが、妻がビデオを撮ってくれていました。今年のテクノパレードはパリのダンフェール・ロシュロー駅から昼過ぎにスタートし、何十台ものトラックが巨大なスピーカーとDJ、沢山の人を乗せて大音量のダンスミュージックを流しながら、バスティーユ広場までパレードします。トラックの後ろには沢山のパリジャンや観光客もダンスしながらパレードします。誰でも参加できますよ。夕方過ぎには、全てのトラックがバスティーユ広場に到着し、広場はまるで巨大レイブパーティー。とっても楽しいお祭りです。信号機の上に登っちゃう人も。
沢山の洋楽をインターネットで無料で楽しめるサイト「DEEZER」も音楽トラックを出していました。

雰囲気が伝わればいいのですが。動画はこちら↓

じゃあね